3つのステップで思考の整理ができる!思考の整理の基本
人は様々なことを考えて生活しています。それは無意識的なことから意識的なことまで、常に頭に考えを巡らせています。思考のノイズが多いと、本当に大事なことを考える際に悪影響を及ぼします。
思考の整理が出来れば
- 考えがまとまり相手に伝えやすくなる
- もやもやが晴れ、ストレスが減る
- 解決すべき課題が分かる
以上の効果が期待できます。
今回は思考がまとまらない方々へ向けて、思考の整理の基本についてご紹介します。
鈴木進介さんの著書、「問題解決のためのセパレート思考」を元にしています。思考整理の基本がわかりやすく書かれています。ぜひご一読してみて下さい。
思考のゴミを捨てよう
思考を整理するにあたって、思考のゴミを捨てましょう。思考のゴミとはざっくりいうと「不快指数の高いもの」と定義します。
例えば
迷い、悩み、不安などをゴミとしています。
そしてこれらの思考のゴミやノイズが出ていくだけで、頭の9割はすっきりすると著者の鈴木さんはおっしゃっています。
思考のゴミを捨てるには
「出す」「分ける」「捨てる」の順番で作業を行います。
頭のゴミを「出す」
この迷い、悩み、不安をすっきりさせるために思考のゴミ出しをする必要があります。これらは
可視化
することでゴミ出しをします。なぜ可視化するだけで思考のゴミが無くなるのでしょうか?
理由は、悩み、迷い、不安などに対して
客観視・全体把握・サイズの認知をすることができるからです。
人間はマイナスの感情にバイアスがかかり、大げさにとらえる傾向があります。冷静さを欠いてしまうので、考えなくても良いことまで考えだしてしまいます。したがって、現在の悩み、迷い、不安を客観的に見て、適切なサイズの認知をする必要があります。
そのため頭のゴミを可視化し、ゴミを客観視するすることが大切になります。ごちゃごちゃでもよいのでまずは書き出しましょう。
頭のゴミを「分ける」
思考を整理するために、出した頭のゴミを「分ける」作業に入ります。ここで前提として大事なことがあります。それは
感情<理性
ということです。人は感情をコントロールするのは難しいのです。マイナスの気持ちが膨れ上がってしまい、ゴミを適切に分別できなくなってしまいます。感情的ではなく理性的な判断でゴミを分けていきましょう。
以上の前提を踏まえて思考のゴミを仕分け(セパレート化)します。
問題に直面した際は、
自分でコントールが
できる
できない
のように仕分けを行います。
さらに例を挙げると
1.相手の行動はコントロールできない
伝え方はコントロールできる
2.予算はコントロールできない
お金の使い方はコントロールできる
のように分別します。
他にも分別方法として
必要・不必要 、 こだわる・こだわらない
などがあります。その時々の状況に合わせて思考を分別しましょう。
頭のゴミを「捨てる」
先ほど分別したゴミを早速捨てていきましょう。処理の仕方としては、今自分にとって必要な物か見極めをすることを行います。
この見極めが、頭のゴミ捨てに当たります。
例えば
コントロールできないものは考えないで、
コントロールできるものだけを考える。
ということです。このように考える範囲を特定して、その他はバッサリと切りましょう。
思考を整理するための道具
思考を整理する際に必要な道具は以下です。
- メモ
- サインペン
- ゴミ箱
メモとペンでゴミを出し、その中で見極めを行います。
最後にメモを捨てて頭をすっきりさせましょう。
まとめ
これまで説明した思考の整理フェースは以下の通りです。
- ゴミを出す
- ゴミを分ける
- ゴミを捨てる
以上の作業を
- メモ
- サインペン
- ゴミ箱
を用いて行いましょう。
思考がごちゃごちゃした際は考えるべきでないことも考えている可能性があります。また、ネガティブなバイアスもかかっている恐れもあります。
そのため、今回ご紹介した方法で問題を客観視して、重要な問題を見極めましょう。
こちらの本に詳細が書かれています。読むとさらに理解が深まります。
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