実践「EQの高め方」その1
今回は
最近話題となっているEQ(感情知能)の高め方について再現性の高い方法でご紹介いたします。
EQを高めると
- 人間力が向上する
- 自分と他人を活かして目標達成できる
- 人間関係が良好になる
- 感情を認知した上で最適な行動をとることができる
以上の効果が期待できます。
このテーマは記事が長くなってしまうため、その1とその2に分けて「EQの高め方」をご紹介いたします。
とその前に、そもそもEQとはなんぞやという方がいらっしゃいましたらこちらの記事をご覧ください。
EQの高め方
EQの高め方は一言で言うと
EQ(感情知能)を働かせる
という作業になります。イメージとしては筋トレや脳トレの様なものです。ただEQは抽象てきな概念のため具体例を交えつつ紹介していくので、しっくり来ていなくても大丈夫ですのでご安心くだい。
「EQを働かせるとEQは向上する」と記述しました。そして以下の3つの探求を心がけることでEQが働くと考えられています。
- 自己認知(知る)
- 自己管理(選ぶ)
- 自己方付け(活かす)
少し具体的に説明すると、
- まず現状を把握して
- 考えられる選択肢から行動を選び
- 相手の感情も考慮し、自分の望む結果に行動を反映させる
ということになります。
つまり上記3つの探求を意識的に行えば、EQを高めることができ今まで以上の人間力を手に入れることができます。
そしてこの3つの探求についてご紹介いたします。
この記事では
- 自己認知(知る)
の部分のみご紹介いたします。
自己認識をしよう
EQを高めるにあたって自分を認知することは大切です。自己認識をすることで、自身の感情パターンがあるかを特定します。そして特定した感情パターンに対する現在の行動を内省します。
EQが働く自己認識のパターンは大きく分けて2つあります。これら2つのパターンを取り組めばEQ向上に繋がります。
1.感情リテラシーを活用する
感情リテラシーとは、自他の感情を正しく読み取る能力のことを指します。感情リテラシーを高めることはEQ向上への一歩です。
感情リテラシー向上のためのトレーニング方法は、一言で言うと
自分と他人の感情を理解しましょう
ということです。具体的なトレーニング方法は
- 自分に起きた出来事を振り返り、「どうしてその感情が生まれたか」を考える
- 相手の言葉の中にある「感情」を考える
- 日常生活で感情を表す言葉を意識して使ってみる
以上の3点です。
自分に起きた出来事を振り返る
自分の感情の起因理由を探るために、自分に起きた出来事を振り返りましょう。自分の感情を知ることはEQ向上への一歩です。日常生活で私たちは感情というものが自然と沸き上がってきます。しかしこれがなぜ沸き上がったのかについて意識的に考えることはないでしょう。そのため、このトレーニングで感情の起因理由を特定し、感情リテラシーを鍛えます
例えば
- 先輩に指摘されてげんなりとした気分になった
とします。これに対して「どうしてその感情が生まれたか」は
- 自分が使えない人だと思われたのではないか
という理由だとします。するとこの人は、他人から必要とされないとき落ち込む、ということが分かります。
このように感情を読み解くことを日ごろから意識的に行うことで、この感情はどこからやってくるのだろうというリテラシー能力が付きます。このリテラシーの能力はEQにおいての土台となるのです。
相手の言葉の中にある「感情」を考える
自分の感情だけでなく相手の感情も読み解けるようにしましょう。
なぜこの作業が必要かというと、自身及び他人の感情・思考をマネジメントすることがEQだからです。
そして相手の感情は、某メンタリストでない限り、相手の発言からでしか読み取ることができません。このトレーニングでは、相手の言葉にある感情を考えることを目的とします。
例えば相手が
・「前からほしかったPCをなんと半額で買えたんだよね!」
と言ってきたとします。この場合、相手はどのような気分でしょう?間違いなく得してうれしい気分ですよね。このときあなたが
- 「へーそうなんだ、トクして最高の気分じゃん!」
のように言い返せば、相手も「そうなんだよー」といって、読み取った感情の答え合わせをすることができます。
このように相手の話している言葉から相手の感情を読み取るトレーニングを行いましょう。EQ向上に繋がります。
日常生活で感情を表す言葉を意識して使ってみる
日常生活で感情を表す言葉を意識して使ってみることで、自分の中の感情を定義することができます。感情にも、簡単に言い表せる感情や、様々な感情が絡まりあって一言では言い表すことができない感情など様々あります。したがってこれらを言葉にする習慣を付けることができれば、あなたの感情リテラシーは向上し、EQが向上するのです。
例えば
・「前からほしかったPCをなんと半額で買えたんだよね!」+感情を表す言葉「得した気分とうれしい気分で最高だよ」
のように、普段の会話に感情を入れてみるようにしましょう。
長くなりましたが
- 自分に起きた出来事を振り返り、「どうしてその感情が生まれたか」を考える
- 相手の言葉の中にある「感情」を考える
- 日常生活で感情を表す言葉を意識して使ってみる
以上3つが感情リテラシーを向上するトレーニングです。意識して取り組んでみて下さい。EQを向上し、人生をより豊かにしましょう。
2.感情パターンを認知する
自身の感情パターンを認知することができれば、自己認識力がグっと高まります。そして自己認識力を高めることがEQの向上に繋がります。
このトレーニングでは、感情パターンを認知するために、感情的に「思わず反応してしまう」ことを思い起こしてみましょう。
例えば
- 時間に追われているとき
- 褒められたとき
- 人前で発表するとき
- 友人から食事の誘いを受けたとき
- 自分の能力よりうえの要求をされたとき
以上の様なとき、あなたはどのような感情を抱くでしょうか?あらゆる場面での感情パターンを考えてみましょう。
まとめ
様々なことをお伝えしたので一旦整理します。
まず、EQを高めるためには
- 自己認知(知る)
- 自己管理(選ぶ)
- 自己方付け(活かす)
以上のことに取り組むことが必要です。今回の記事では
- 自己認知(知る)
を紹介しました。そして自己認知の中で
1.感情リテラシーを活用する
- 自分に起きた出来事を振り返り、「どうしてその感情が生まれたか」を考える
- 相手の言葉の中にある「感情」を考える
- 日常生活で感情を表す言葉を意識して使ってみる
2.感情パターンを認知する
というテーマでEQ向上のトレーニングをご紹介いたしました。
皆さまも私と一緒にEQ向上に取り組んで一緒に人生を豊かにいたしましょう。
続きは
実践「EQの高め方」その2で!!(達筆までお待ちください)
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